この記事では、クロスバイク用ホイールについて書いています。
走りに特化したクロスバイクのカスタムの一つに、ホイール交換がありますが「ホイールって純正で十分じゃないの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
実はこの純正のホイール、前後で2,000g程の重量があり「鉄下駄」と揶揄されているほどの重さなんです。
そのため、ホイール交換は、クロスバイクを軽量化し、もっと走りを楽しみたい方におすすめのカスタムといえるでしょう。
また、加速性能や回転性能もアップするため、ホイールを交換して「すごく快適になった」「気分よく走れるようになった」という声は多く聞かれます。
ただ、本格的に軽量化を図ると、ホイールの値段もかなり高額になってしまいます。
そこで今回は、安くてかっこいい、少しでも軽量化できるディスクブレーキ用のホイールをメインに、おすすめのクロスバイク用ホイール6選と、選び方の解説をしていきます。
1番おすすめなのは、私の一番のおすすめホイールはSHIMANOのWH-RS370です!
信頼性抜群のSHIMANO製なので、価格以上の走行性能を発揮してくれます。
また、タイヤサイズは28C~45Cまで対応しているので、太めのタイヤでも取り付けできちゃいますよ!
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クロスバイク用ホイールの選び方

ここからは、クロスバイク用ホイールの選び方を解説していきます。
以下の表が、おおまかな価格の目安になります。
グレード | 価格の目安 |
---|---|
エントリーグレード | 3~4万円 |
ミドルグレード | 5~9万円 |
ハイグレード | 10万円以上 |
まずはエントリーグレードからの交換が現実的だと思いますが、3〜4万のモデルと純正ホイールに、重量の差はあまりありません。
少しでも走りに特化したいのであれば、ミドルグレード以上を選んだ方がいいでしょう。
また、価格の目安の一つに、車体価格=ホイールの価格という考え方があります。
それだと「価格が高すぎるのでは?」と思うかもしれませんが、ホイールの交換目安の走行距離は、約30,000㎞と言われています。
車体を買い替えても、新しいクロスバイクにホイールを付け替えて使用できるんです。
長い目でみたら、少しグレードの高いホイールを購入するのも良いかもしれませんね。
鉄下駄と揶揄されているホイールは、前後セットで約2,000gほど。
それを踏まえて走り重視で選ぶとしたら、前後セットで1,500gくらいがおすすめ。
価格はそれなりに高くなってしまいますが、500gの差があると、かなりの効果が実感できますよ!
本格的な走行性能向上を考えているのであれば、最低でも1,600g台のホイールを選ぶようにしましょう。
ホイールの素材の多くは以下の3種類。
素材 | 特徴 |
---|---|
アルミ | 価格と性能のバランスが良い比較的軽量選択肢が多い |
カーボン | とにかく軽量なので、スポーティーな走りに最適かなり高価衝撃や熱に弱い |
スチール | 耐久性が高い他の素材に比べて重量がある現在の主流ではない |
特徴から分かる通り、初めてホイールを交換する場合は、アルミ製ホイールが断然おすすめです。
ロングライドやレースなどで、もっと上の走りを目指している方は、思いきってカーボンホイールにチャレンジを!
基本は、自分のクロスバイクに付いているホイールと、同じサイズのものを選ぶこと。
クロスバイクのホイールの多くは700C規格。
700Cの700は、ホイールにタイヤをはめた時の外径が700㎜ということを表しています。
700Cのタイヤ用のホイールは、直径622㎜になるので622Cサイズのホイールを選びましょう。
リム幅に関しては、下の表を参考にしてください。
リム幅 | タイヤ幅 | |
---|---|---|
ナローリム | ~15C(15㎜) | ~23C(23㎜) |
ワイドリム | 17C(17㎜)~ | 25C(25㎜)~ |
現在のリム幅の標準は19㎜で、昔よりも太めのタイヤを使用することが多いようです。
タイヤサイズは、タイヤのサイドに「700C×25C」といった形で刻印されているので、お使いのタイヤに適合しているホイールサイズを選びましょう。
エンド幅とはホイールを取り付ける部分の幅のことで、このエンド幅がホイールのハブの長さと一致しないと正しく取り付けることができません。
下の表を見てもらうと分かると思いますが、リアのエンド幅はアクスル(車軸)の固定方法によって変わってくるので注意してください。
フロントエンド幅 | 100㎜ |
リアエンド幅 | 130㎜ / 135㎜ |
フロントエンド幅 | 100㎜ |
リアエンド幅 | 142㎜ |
さらに注意が必要なのは、クイックリリースのクロスバイク。
130㎜と135㎜のリアエンド幅が混在しているので、間違えないようにしましょう。
エンド幅が違うホイールを無理に取り付けてしまうと、事故に繋がる恐れがあるので絶対にやめてくださいね。
下の表から分かる通り、アクスルの固定方法によって使用ブレーキの種類が変わってきます。
スルーアクスル | クイックリリース | |
---|---|---|
固定方法 | 車体とホイールをス ルーアクスルという軸で貫通させて固定する | フレームやフォークのエンドに 車軸を引っ掛けクイックリリースというレバーで固定する |
車軸末端サイズ | 内径12㎜ | 外形9㎜ |
使用ブレーキ | 主にディスクブレーキ | 主にリムブレーキ(一部車種でディスクブレーキも有) |
以上の特徴から、固定方法が特定できるので、エンド幅と共に確認しておいてくださいね。
スプロケットとはチェーンの回転を後輪に伝えるための歯車のこと。
注意してほしいのがメーカーと変速段数。
メーカーやギアの枚数によって取り付けができない場合もあるので、購入前に相互性を確認しておきましょう。
クロスバイク用ホイールおすすめ6選!

ここからは、クロスバイク用ホイールおすすめ6選をご紹介!
今回は、安くてかっこいいディスクブレーキ用のホイールを厳選しました。
- SHIMANO(シマノ) WH-RX010
- SHIMANO(シマノ) WH-RS370
- BONTRAGER(ボントレガー) Paradigm Comp TLR ディスクロードホイール
- P&P(ピーアンドピー) WH-A1800RD
- FULCRUM(フルクラム) RACING 6 DB DISC
- MAVIC(マヴィック) AKSIUM DISC
重量 | フロント:982g リア:1,177g 計2,159g |
素材 | アルミ |
リムサイズ | 622ー17C |
推奨タイヤサイズ | 700×25C~38C |
エンド幅 | フロント:100㎜ リア:135㎜ |
アクスルの固定方法はクイックリリース方式で、リアのエンド幅は135㎜。
口コミにもありましたが、剛性が強くしっかりした作りになっています。
衝撃にも強い、丈夫で安心のSHIMANO製ホイールです!
- 軽量化には適していない重量ですが、安心のSHIMANOブランドで35,537円とコスパ抜群のホイールです
- センターロック式のディスクブレーキに対応しているので、雨天時も安定したブレーキ性能を発揮します

重量 | フロント:890g リア:1,090g 計1,980g |
素材 | アルミ |
リムサイズ | 622ー19C |
推奨タイヤサイズ | 700×28C~45C |
エンド幅 | フロント:100㎜ リア:142㎜ |
SHIMANOのWH-RS370は、ディスクブレーキロードホイールのエントリーモデル。
チューブレス仕様で、固定方法はスルーアクスル方式です。
WH-RX010同様、安くて性能が良いコスパ抜群のディスク用ホイール。
- 推奨タイヤサイズは45㎜まで対応しているので、太めのタイヤを使用しているクロスバイクに最適
- ギリギリ2,000gを切る重量ですが、滑らかなベアリングで走行性能の向上を実感できます

重量 | フロント:790g リア:1,010g 計1,800g |
素材 | アルミ |
リムサイズ | 622ー21C |
推奨タイヤサイズ | ー |
エンド幅 | フロント:100㎜ リア:142㎜ |
BONTRAGERはキース・ボントレガーが創設した自転車パーツメーカーで、現在はTREKの純正パーツを販売しています。
「Paradigm Comp TLR」のTLRはTUBELESS READYの略でチューブレス化が手軽に行えるのが大きな特徴。
重量は1,800gと比較的軽量なので、純正ホイールからのグレードアップには最適なホイールです。
- 今回、紹介しているホイールの中では一番太いリム幅(21㎜)なので、太めのタイヤもしっかり支えることができます
- リムストラップとチューブレスバルブが付属されているので、チューブレス化も簡単

重量 | フロント:909g リア:1,114g 計2,023g |
素材 | アルミ |
リムサイズ | 622ー19C |
推奨タイヤサイズ | 700×25C~32C |
エンド幅 | フロント:100㎜ リア:135㎜ |
P&Pは日本の自転車メーカーであるホダカのサイクルパーツ&アクセサリーブランド。
ジャパニーズブランドらしい妥協のないモノづくりをおこなっています。
WH-A1800RDのリム幅は19㎜のワイドリムで、チューブレスレディにも対応。
重量は2,023gありますが、この価格帯でこの重さならコスパ良し!
- フロントとリアは別売になっているので、補修用として単品購入が可能!しかも前後セットでも20,900円という嬉しいお値段です
- リアエンド幅が135㎜のクロスバイクに使用可能、ブレーキ制度や剛性の向上に貢献するセンターロック式

重量 | 1,780g |
素材 | アルミ |
リムサイズ | 622ー20C |
推奨タイヤサイズ | 700×25C~28C |
エンド幅 | フロント:100㎜ リア:142㎜ |
2004年に創業したFULCRUMは、100年近い歴史をもつパーツブランド「カンパニョーロ」の姉妹ブランド。
カンパニョーロが長い歴史の中で培った技術力がそのまま採用されているので、安心の性能を発揮してくれます。
普段使いはもちろん、レースにも挑戦したくなる性能を発揮してくれるRACING 6 DB DISC。
かっこいいデザインで性能抜群のエントリーホイールが欲しい方には、RACING 6 DB DISCが激推しです!
- エントリーモデルとしては少し高めの価格設定ですが、今回紹介している中では最軽量の1,780g
- リム幅は20㎜で、ワイドタイヤやクリンチャー、チューブレスレディタイヤも使用することが可能です
重量 | フロント:870g リア:1035g 計1,905g |
素材 | アルミ |
リムサイズ | 622ー17C |
推奨タイヤサイズ | 700×25C~32C |
エンド幅 | フロント:100㎜ リア:142㎜ |
MAVICは、ホイールをメインに販売しているフランスの自転車パーツメーカーなので、その性能は申し分なし!
重量は1,905gなので、あまり軽量化はできませんが、加速性能や回転性能は大幅に向上できます。
AKSIUM DISCは、ディスクブレーキ用として特化しているため、ディスク特有のニーズに応えてくれる信頼性の高いホイールです!
- 標準的なクイックリリースに対応し、センターロック・ブレーキ・ローターと相互性があります
- ブレーキトルク配分を最適化する前後24本スポークは、剛性と強度を高めるストレートプル・スポークを採用
まとめ
今回は、クロスバイク用の安くてかっこいいホイール6選を紹介しました。
ラインナップはこちら!
- SHIMANO(シマノ) WH-RX010
- SHIMANO(シマノ) WH-RS370
- BONTRAGER(ボントレガー) Paradigm Comp TLR ディスクロードホイール
- P&P(ピーアンドピー) WH-A1800RD
- FULCRUM(フルクラム) RACING 6 DB DISC
- MAVIC(マヴィック) AKSIUM DISC
選び方も参考にしていただき、自分のクロスバイクにマッチしたホイールをお選びくださいね!