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ロードバイク用チューブレスタイヤおすすめ11選!メリット・デメリットなど

ロードバイク チューブレスタイヤ おすすめ

この記事では、ロードバイク用チューブレスタイヤについて書いています。

チューブレスタイヤは、多少なりとも速さを求めるライダーなら一度は使ってみたいですよね。

近年は製品の数や種類が増えて選択肢の幅が広がり、その中で長く売れ続けている人気の定番タイヤもあります。

走行性能に関してはメリットが多いチューブレスタイヤ。しかし取り扱いの面で難しい部分があり、人によってはデメリットが大きくなる可能性も。

今回はチューブレスタイヤのメリットとデメリットを解説したうえで、ロードバイク用チューブレスタイヤのおすすめをご紹介します。

おすすめNo.1アイテム

1番のおすすめは、IRCのフォーミュラプロ。ロードバイクのタイヤに求められる各種性能を高水準で備えた、非常に満足度の高い製品です。

ただ、他にもパナレーサーの「アジリストFAST」とコンチネンタルの「グランプリ5000S」という、性能面では甲乙つけがたいタイヤがあり、どれを1番にするか悩みました。

どれも良いタイヤであることは間違いないので、見た目やメーカーなど個人の好みで決めて構わないですよ!

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ロードバイク用チューブレスタイヤのメリット

まずはチューブレスタイヤのメリットを、チューブ入りタイヤ(クリンチャータイヤ)と比較してどうか、という観点でご説明します。

パンクしにくい

チューブレスはクリンチャーに比べて、構造上パンクが起きにくい。

自転車のタイヤがパンクする原因は主に2つ。劣化したり突起物を踏んだりしてタイヤ(もしくはチューブ)が破損することと、「リム打ち」です。

リム打ちとはクリンチャータイヤにおいて、段差にぶつかった際にタイヤとリムの間でチューブが潰れてパンクする現象のこと。

チューブレスはチューブを使わないためリム打ちが起こりません(タイヤ自体がリム打ちする可能性もなくはないが、ほとんど起きない)。そのぶんクリンチャーよりもパンクする可能性が低くなります。

またパンクした場合も、クリンチャーは一気に空気が抜けますが、チューブレスの場合はゆっくり抜けていきます(パンクの程度による)。

チューブレスタイヤでは内側にシーラントを塗ることで、小さなパンクであれば自然に塞ぐことも可能。このシーラントを入れたチューブレスタイヤを「チューブレスレディ」といいます。

乗り心地が良い

クリンチャーはチューブに空気を入れるため、ある程度の高い空気圧が求められます。一方チューブレスは同じ大きさ・太さの場合、クリンチャーよりも低い空気圧で大丈夫。

空気圧が低いと乗り味が柔らかくなり、乗り心地が良くなります。ロングライドや、道路のガタつきが多い街乗りなどでは嬉しいメリットですね。

転がり抵抗が小さくなる

空気圧を下げると、乗り心地だけではなく転がり抵抗も改善されます。

転がり抵抗とは、タイヤが転がる際に発生する抵抗のこと。タイヤと路面の接地面による摩擦、走行中のタイヤの変形、空気抵抗が関わります。

同じ太さのタイヤの場合、空気圧が低いと接地面が横方向に広がるため、結果的に転がり抵抗が小さくなる。これはタイヤの太さが増すほど(おおよそ30c以上だと)違いが大きくなります。

抵抗が小さくなれば体力を省エネ化できるので、より速く長く走れることが期待できるのです。

結果的に速く走れるようになる

空気圧を下げてタイヤが柔らかい状態になると、地面からバウンドしてタイヤが宙に浮く機会が減ります。

タイヤが宙にある時間は一切の走行能力を失っている状態なので、それが少なくなればそのぶんタイムを短縮できるのです。また振動を抑えられるので体にも優しい。

  • パンクしにくい(パンクを気にせず走れる)
  • 乗り心地が良い
  • 転がり抵抗が小さい
  • バウンドが少なくなる

こうした要因により、結果としてより速く走れるようになる。これがチューブレスタイヤの総合的なメリットと言えます。

ロードバイク用チューブレスタイヤのデメリット

取り付け・取り外しが難しい

一般的にチューブレスタイヤはホイールへの取り付けが難しいです。

リムにタイヤを隙間なくはめ込む構造のため、取り付けや取り外しに力と技術と道具を要します。

そして少しでも隙間があると、そこから空気が漏れていくのです。

このためチューブレスは、ロード初心者や趣味ライダーには不向きなタイヤと言えます。

ホイールとの相性による空気漏れ

ホイールは製品ごとに規格が決まっていますが、同じ製品でも一つひとつの個体によって微妙なバラつきがあります。

そのためホイールによっては、設計上は取り付けられるはずのチューブレスタイヤが上手くはめられない、ということも起こり得ます。

チューブレスタイヤがバチッとハマるかどうかは「運」の要素も関わるのです。

コスト(価格・維持費)が高い

チューブレスはクリンチャーに比べて値段が高い。更には劣化やパンクしたらタイヤごと交換しなければいけないので、ランニングコストもかかります。

チューブレスはコストが高くつくので、その上でなおも使うかどうかは悩ましいところですね。

ロードバイク用チューブレスタイヤの選び方

ロードバイク チューブレスタイヤ

取り付け可能サイズ(リム幅)を確認する

まずは使用しているホイールのリム幅を確認しましょう。

そして買おうとしているチューブレスタイヤが、そのリム幅で取り付けできるかを確認する必要があります。

各メーカーのWebサイトには、タイヤ幅とリム幅の最適な組み合わせが載っていることもあるので要チェック。

重視する性能で選ぶ

タイヤに求められる性能は主に以下の4つ。

転がりの良さ走行性能に直結する、タイヤの「質」そのもの。
耐久性摩耗やハードな環境への強さ。寿命の長さ。
グリップ力ブレーキの利きやすさやコーナリングなど、
安全や操作性に関わる。
耐パンク性能オフロードや長距離の走行で重要となる。

製品によって「売り」にしている性能に違いがあるので、自分がどんな目的でどんなコースを走るのかを踏まえて選ぶようにしましょう。

メーカーで選ぶ

メーカーの信頼度も大事な基準。ロードバイクのタイヤ製造に関して信頼と実績のあるメーカーから選ぶと良いでしょう。

国内メーカーならIRCやパナレーサー、海外だとコンチネンタルやシュワルベなどが鉄板どころです。

ロードバイク用チューブレスタイヤおすすめ11選

ロードバイク チューブレスタイヤ おすすめ

ここからは、ロードバイク用チューブレスタイヤのおすすめを11個ご紹介します。

  • IRC FORMULA PRO TUBELESS RBCC 第6世代
  • パナレーサー アジリスト FAST
  • パナレーサー アジリスト
  • コンチネンタル Grand Prix 5000S
  • ピレリ P ZERO RACE
  • ヴィットリア コルサプロG2.0
  • シュワルベ PRO ONE TLE ADDIX Race
  • パナレーサー アジリスト DURO
  • パナレーサー グラベルキングSK 耐パンク強化モデル
  • IRC BOKEN TUBELESS READY
  • ヴィットリア Ride Armor ロードタイヤ トレーニング&通勤用

IRC FORMULA PRO TUBELESS RBCC 第6世代

メーカーiRC tire(IRC、アイ・アール・シー)
タイヤ太さ25c,28c,30c,32c
重量
(1本、28cの場合)
310g
ここがポイント!
  • 転がりの良さ、グリップ力、摩耗やパンクへの強さ、全てが高水準のチューブレスタイヤ
  • 信頼度の高い国内メーカー製
  • 前世代までと比べて取り付け、取り外しがしやすくなった
こんな人におすすめ
  • 性能面で間違いなく満足できる製品が欲しい人
  • 信頼できるメーカーから買いたい人
  • 高性能な割には値段が高くない、コスパの良い製品を求める人

パナレーサー アジリスト FAST

メーカーPanaracer(パナレーサー)
タイヤ太さ25c,28c,30c
重量
(1本、28cの場合)
275g
ここがポイント!
  • 新開発の「Fマテリアル」を使うことで、転がりやすさとグリップ力を両立させた「最速傑作」のタイヤ
  • 耐久性や耐パンク性能も向上している
  • レース向きのスリックタイヤ
こんな人におすすめ
  • とにかく「速さ」を第一に考える人
  • 値段よりも性能を重視する人
  • レースでの使用がメインの人

パナレーサー アジリスト

メーカーPanaracer(パナレーサー)
タイヤ太さ25c,28c,30c,32c
重量
(1本、28cの場合)
250g
ここがポイント!
  • 街乗り、ロングライド、レースなど幅広い用途に使える
  • チューブレスの中では安くてコスパが良い
  • 軽量
こんな人におすすめ
  • 初めてチューブレスタイヤを使ってみたい人
  • 性能と値段のバランスが良い製品を求める人
  • 様々な場面で使えるタイヤが欲しい人

コンチネンタル Grand Prix 5000S

メーカーContinental(コンチネンタル)
タイヤ太さ25c,28c,30c,32c
重量
(1本、28cの場合)
280g
ここがポイント!
  • 薄くてよく転がり、軽量なレーシングタイヤ
  • ドイツの有名ブランド製
  • デザインが格好良い
こんな人におすすめ
  • 主にレース目的で「本気」の製品が欲しい人
  • 信頼できる海外メーカーから選びたい人
  • 見た目に惹かれる人

ピレリ P ZERO RACE

メーカーPIRELLI(ピレリ)
タイヤ太さ25c,28c,30c,32c
重量
(1本、28cの場合)
290g
ここがポイント!
  • プロライダーも満足できるオールラウンドタイヤ
  • しなやかな質感で乗り心地が柔らかい
  • グリップ力と共に転がり性能も良い
こんな人におすすめ
  • 速さを追求しながら色々な場所を走行したい人
  • 長距離を走っても疲れにくいタイヤが欲しい人

ヴィットリア コルサプロG2.0

メーカーVittoria(ヴィットリア)
タイヤ太さ24c,26c,28c,30c,32c
重量
(1本、28cの場合)
295g
ここがポイント!
  • 薄くて柔らかく、乗り心地が良い
  • 滑らかに加速できる
こんな人におすすめ
  • 主にレーシング目的で舗装路を走る人
  • 速くて快適なタイヤが欲しい人

シュワルベ PRO ONE TLE ADDIX Race

メーカーSCHWALBE(シュワルベ)
タイヤ太さ25c,28c,30c,32c
重量
(1本、28cの場合)
270g
ここがポイント!
  • コンパウンド(接地面のゴム素材)に「ADDIX Race」を使うことで、軽量化と転がり抵抗の低減をしている
  • ドイツの老舗ブランド製
こんな人におすすめ
  • 軽量で高性能なタイヤを求める人
  • メーカーが好きな人

パナレーサー アジリスト DURO

メーカーPanaracer(パナレーサー)
タイヤ太さ25c,28c,30c,32c
重量
(1本、28cの場合)
270g
ここがポイント!
  • パンクを防ぐベルトを内蔵した、耐パンク重視のタイヤ
  • 丈夫な割には比較的軽い
こんな人におすすめ
  • 荒地や長距離を走る人
  • パンクしにくさを最重要視する人

パナレーサー グラベルキングSK 耐パンク強化モデル

メーカーPanaracer(パナレーサー)
タイヤ太さ30c,35c,40c,45c,50c
重量
(1本、30cの場合)
370g
ここがポイント!
  • 丈夫さ、パンクしにくさでは最強のグラベルタイヤ
  • 耐パンク強化モデルの他に、28c以下の通常モデルもある
こんな人におすすめ
  • グラベルロードに乗る人
  • 過酷な条件での安全性や耐久性を求める人

IRC BOKEN TUBELESS READY

メーカーiRC tire(IRC、アイ・アール・シー)
タイヤ太さ36c,40c
重量
(1本、36cの場合)
470g
ここがポイント!
  • IRCが開発したグラベル目的の太タイヤ
  • 値段が安い
こんな人におすすめ
  • 「冒険」と呼べるハードな道を走れるタフなタイヤが欲しい人

ヴィットリア Ride Armor ロードタイヤ トレーニング&通勤用

メーカーVittoria(ヴィットリア)
タイヤ太さ26c,28c,30c
重量
(1本、28cの場合)
375g
ここがポイント!
  • グリップ力と衝撃吸収を重視した、普段使いやトレーニング用に適したタイヤ
こんな人におすすめ
  • 通勤・通学などで天候に関わらず毎日使う人
  • トレーニング用として耐久性重視で選びたい人

まとめ

今回はロードバイク用のチューブレスタイヤを以下のラインナップでお伝えしました。

  • IRC FORMULA PRO TUBELESS RBCC 第6世代
  • パナレーサー アジリスト FAST
  • パナレーサー アジリスト
  • コンチネンタル Grand Prix 5000S
  • ピレリ P ZERO RACE
  • ヴィットリア コルサプロG2.0
  • シュワルベ PRO ONE TLE ADDIX Race
  • パナレーサー アジリスト DURO
  • パナレーサー グラベルキングSK 耐パンク強化モデル
  • IRC BOKEN TUBELESS READY
  • ヴィットリア Ride Armor ロードタイヤ トレーニング&通勤用

ライドの質を追求するなら、いずれはチューブレスを使いたくなるもの。ぜひ「これは」と思う一品を見つけて、レベルアップした走りを楽しんでください。