この記事では、軽量なロードバイク用サドルのおすすめについて書いています。
ロードバイクに乗る人の中には、車体の軽量化にこだわる人も少なくありません。
各部品ごとに軽さを売りにした製品がありますが、今回はサドルにスポットライトを当てました。
軽いサドルは機能面でも優れているものが多く、単なる軽量化以上の効果をもたらしてくれます。
軽量なロードバイク用サドルを探している人はぜひチェックして行ってください!
軽量なロードバイク用サドルを使うメリット
登りは、車体の軽量化が最も効果を発揮する場所です。サドルを軽量化した場合、ダンシングをした際に恩恵を実感できるでしょう。
ダンシングではサドルが最も大きく振られるので、サドルが軽くなることでエネルギー消費を抑えられるのです。
特にヒルクライムをする人にとって、サドルの軽量化は重要となるでしょう。
通販サイトやブログを眺めていると、軽量なサドルはかっこいいものが多いなあと感じます。
軽いサドルは厚みが薄いので、形状が洗練されて美しいデザインになるのでしょう。
気持ちよくライドできるかどうかも大事な観点なので、かっこいいサドルで気分を上げていきたいですね。
軽量なロードバイク用サドルを使うデメリット
軽いサドルはパッドが薄いため、一般的に振動吸収能力が低い。結果的に乗り心地が悪くなります。
製品によってはクッション性能を高めたものもありますが、あくまで「軽量サドルの中では」という範囲。初心者が軽いサドルを使うと、お尻が痛いだけであまり楽しさを感じられないと思います。
軽量サドルはロードバイクに慣れてから、すなわち正しいポジショニングやペダリングを身に付けてから選択肢に入れるようにしましょう。
軽量サドルは価格が高くなりがちです。素材や技術的な要因、デザインなどにこだわるため、結果として高価になるのでしょう。
「サドル沼」という言葉がありますが、自分にとって最高のサドルと出会うため、時には10回以上もサドルを換える人もいます。
高いお金を出したサドルが、実際に乗ったら合わなかったという事態は避けたいもの。軽量サドルを選ぶときは丁寧に調べて、お店でテストライディングできるのであれば必ず行い、慎重に吟味しましょう。
これは一概に言えるものではないのですが、軽いサドルは耐久性が弱いものもあります。
体重によりサドルが「ヘタって」レールと干渉し、やぐらが削れてしまった、というエピソードもあります!
薄いサドルが乗り手のお尻を長期間支えたことでヘタるというのは、理屈としてもありそうな話ですね。
「1つのものをなるべく長く使いたい」という人にとっては、この点が不安要素になるかもしれません。
軽量なロードバイク用サドルの選び方

まずはサドルの形状にどんな種類があるのかを把握して、自分の体格や感覚に合うタイプを選びましょう。
サドルの形状は、全体の形(シルエット)・長さ・幅・穴の有無から以下のように分類できます。
| 分類 | 特徴 | メリット | |
| 形 | ウェーブ | サドルが緩やかなカーブを描いている。 カーブの形状や角度は製品によって異なる。 | お尻がずれにくくなってフォームが安定する。 |
| フラット | サドルが平らになっている。 | 状況に応じてフォームを変えやすい。 | |
| 長さ | 長い | サドルの全長が長い。 フラットサドルに多い。 | お尻(腰)の位置を前後で調整できる幅が広い。 |
| 短い (ショートノーズ) | サドルの全長が短い。 ウェーブサドルに多い。 | 深い前傾姿勢をとりやすい。 | |
| 幅 | 標準 | サドル幅が平均、もしくはやや狭い | 速いペダリングがしやすい。 |
| 広い | サドル幅が広め (標準より1cm程度) | 荷重が分散して安定感が増す。 | |
| 穴の有無 | 穴あり | サドルの中心に穴が開いている。 | 尿道が圧迫されることによる痛みが出にくい。 |
| 穴なし | サドルに穴が開いていない。 | 座面の荷重を均等に分散できる。 | |
どのタイプが自分に合っているかは、体格や体の柔らかさ、あとは実際に乗ったときに主観で「良い」と感じるかどうかによります。
例えばフィジークのサドルは、脊椎の柔軟性に合わせて乗り手を3つのタイプに分類し、それぞれに合ったサドルを提案しています。
柔軟性が高い人はフラット(ARIONE)、普通くらいの人は中間(ANTARES)、低い人はウェーブ(ALIANTE)という具合。
また、今使っているサドルの角度を微妙に変えたら痛みが無くなった、という話もあります。
任意のサドルが自分に「合う」かどうかは、サドルだけで考えるのではなく、そのサドルにお尻を預ける自分について知る必要があります。
自分がどんな体つきか、どんな姿勢とポジションで乗っているか、サドル高はどのように設定しているか、どんなコースを走るのか。これらを把握したうえで、最後は主観で心地良いと思えるサドルの形を選ぶことをおすすめします。
ロードバイクのサドルに強いメーカーやブランドであれば、品質面で一定の信頼がおけます。定番どころは以下の3ブランド。
- fi’zi:k(フィジーク)
- Selle italia(セライタリア)
- Prologo(プロロゴ)
どれもイタリアのブランドで、世界的なレースでも多くの実績を残しています。
デザインもかっこいいものが多いので、メーカーの信頼性と見た目でとりあえず使ってみるのも良いでしょう。
軽量サドルのメリット欄でも書きましたが、軽いサドルにはかっこいいデザインのものが多い。愛車がスポーティでスリムな印象に仕上がります。
見た目の楽しさを優先して選ぶのも、ロードバイクにおける一つの判断基準となるでしょう。
軽量なロードバイク用サドルおすすめ9選

ここからは、軽量なロードバイク用サドルのおすすめを紹介します。
- プロロゴ SCRATCH M5 PAS NACK
- PRO ターニックス パフォーマンス
- セライタリア SLR Advan
- フィジーク TEMPO ARGO R5 S-Alloy
- プロロゴ Nago R4 PAS Tirox
- プロロゴ Nago Evo CPC Nack AIRING
- セライタリア NOVUS BOOST EVO GRAVEL TM SUPERFLOW
- セライタリア SLR BOOST Ti316 LADY SUPERFLOW
- フィジーク ARIONE R3 kiumレール for スネーク
| メーカー | Prologo(プロロゴ) |
| 重さ | 132g |
| 形 | ウェーブ |
| 全長 | 250mm |
- 重量130g台という超軽量サドル
- 複数のパッドが圧力を分散して乗り心地を向上させている
- 重量や性能に対して値段が控えめでコスパが良い
- レースに適した性能と、メーカーの信頼度において間違いないサドルを求める人
- 軽さと快適さの両方を追求したいこだわりライダー
- 良い製品であれば金額を惜しまないけど、とはいえなるべく安くて高品質なものが欲しい人
| メーカー | PRO(プロ) |
| 重さ | 202g |
| 形 | ウェーブ |
| 全長 | 記載なし |
- シマノブランドの高い信頼性
- ベースにカーボンを使用して振動吸収性能を高めている
- 座面の湾曲によりライドポジションが安定する
- シマノ製品にしたい人
- とりあえず軽量サドルを使いたくて、外れ無しの良いものが欲しい人
- 走行中の姿勢を安定させたい人
| メーカー | Selle italia(セライタリア) |
| 重さ | 190g |
| 形 | フラット |
| 全長 | 242mm |
- 大胆な中空構造で軽量化された、SLRシリーズのエントリーモデル
- 中央部が柔らかく、座るとわずかにしなってホールド感を与える
- サドルの軽量化に取り組み始めて、軽量サドルがどんな感じなのか試してみたい人
- 安すぎず高すぎず、それなりに良いサドルが欲しい人
| メーカー | fi’zi:k(フィジーク) |
| 重さ | 241g |
| 形 | フラット |
| 全長 | 260mm |
- 安定して座れるようにパッドが配置されている
- クッション性能に優れた素材を使っている
- 上記2つにより長距離でも快適さを保てるし、それでいて比較的軽い
- エンデュランス目的で長距離の走行を想定している人
- クッション性に優れたサドルが欲しいけど、パッドが厚くて「もっさり」した感じの製品は避けたい人
| メーカー | Prologo(プロロゴ) |
| 重さ | 211g |
| 形 | ウェーブ |
| 全長 | 245mm |
- TIROXという軽い合金を使うことで、軽量化しつつ価格を抑えている
- 若干の湾曲により前傾姿勢をサポートする
- 軽量サドルの中でなるべく安いものを求める人
- 同時に座り心地など性能面でも満足できるコスパの良いものが欲しい人
| メーカー | Prologo(プロロゴ) |
| 重さ | 199g |
| 形 | ウェーブ |
| 全長 | 278mm |
- 台座がフルカーボンなので軽量かつ強度が高い
- プロの現場でも多く使われており、信頼性は十分
- 高品質、高信頼の製品を求める人
- プロレベルのライダー
| メーカー | Selle italia(セライタリア) |
| 重さ | 242g |
| 形 | ウェーブ |
| 全長 | 245mm |
- ショックアブソーバーを搭載することで衝撃を和らげる
- ゲルパッドも入っていてクッション性を高めている
- グラベルで使えるサドルとしては非常に軽量
- オフロードを走る人でなるべく軽いサドルが欲しい人
- 軽さと快適さのバランスを重視する人
| メーカー | Selle italia(セライタリア) |
| 重さ | 202g |
| 形 | フラット |
| 全長 | 248mm |
- 女性向けにクッション性能を高めた設計
- 信頼と実績のあるセライタリアのSLRシリーズ
- 軽さと快適さを両立させたい女性ライダー
| メーカー | fi’zi:k(フィジーク) |
| 重さ | 200g |
| 形 | フラット |
| 全長 | 300mm |
- 前方に傾斜した設計により前傾しやすい
- 全長(ノーズ)が長いサドルにしては非常に軽量
- 深い前傾姿勢が取りやすいサドルを求める人
- 長いサドルが欲しい人
まとめ
今回は軽量なロードバイク用サドルを以下のラインナップでご紹介しました。
- プロロゴ SCRATCH M5 PAS NACK
- PRO ターニックス パフォーマンス
- セライタリア SLR Advan
- フィジーク TEMPO ARGO R5 S-Alloy
- プロロゴ Nago R4 PAS Tirox
- プロロゴ Nago Evo CPC Nack AIRING
- セライタリア NOVUS BOOST EVO GRAVEL TM SUPERFLOW
- セライタリア SLR BOOST Ti316 LADY SUPERFLOW
- フィジーク ARIONE R3 kiumレール for スネーク
どれもサドルとしては良いものばかりで、ライダーによってどれが最適になるか分かれると思います。
自分の体と相性バッチリのサドルを見つけて、軽快で快適なライドを楽しんでください。










